結論
MMT(Modern Money Theory)現代貨幣理論から考えると、「国の財政が大赤字だから消費税を増税します!」は明らかにおかしいとのこと。
国にお金がないから税金で賄わないと!って何も考えずに聞くと正しい主張のように聞こえてしまいますが、
そもそも「国にお金がない」ってどういうこと?
税金ってなんのために取っているの?
っていう基本的なことすら理解せずにいました。
そもそも「国にお金がない」ってどういうこと?
税金ってなんのために取っているの?
っていう基本的なことすら理解せずにいました。
お金の価値は「納税手段」となることで担保される
お金の価値は何によって決まるのでしょうか?
お金の勉強をすると改めてお金って不思議な物体(物体ですらない部分も含めて)だなぁと感心します。
お金の勉強をすると改めてお金って不思議な物体(物体ですらない部分も含めて)だなぁと感心します。
どういうことかわかりますか?
なんかもうすでによくわかりませんよね。
簡単に書くと、
- 国家が、国民には通貨で納税する義務があります!と決める。
- 国民は国家に通貨を支払うことで納税義務を履行できるようになる。
- 通貨は「国家に課せられた納税義務を解消することができる」という価値をもつ
この価値ゆえに、通貨は国民に受け入れられ財・サービスの取引や貯蓄など納税以外の目的でも広く使用されることとなる、ということのようです。
なんか、わかったようなわからないような感じがしますか?
通貨とは、コインとか紙幣とかの物体そのものに価値があると思ってしまっているとすでにこの時点で話についてこれないかもしれません。
お金の流れを簡単に図解してみる
①銀行が国債(新規発行国債)を購入すると、銀行保有の日銀当座預金は、政府が開設する日銀当座預金勘定に振り返られる。
②政府は、例えば公共事業の発注にあたり請負企業に政府小切手によってその代金を払う。
③企業は、政府小切手を自己の取引銀行に持ち込み代金の取立を依頼する
④取立を依頼された銀行は、それに相当する金額を企業の口座に記帳する。(ここで新たな民間預金が生まれる)と同時に代金の取立を日本銀行に依頼する。
⑤この結果、政府保有の日銀当座預金(これは国債の銀行への売却によって入手されたものである)が銀行が開設する日銀当座預金勘定に振り替えられる
⑥銀行は戻ってきた日銀当座預金で再び新規発行国債を購入することができる
この図をよく見てもらうと、国の財政赤字はその分我々国民の貯蓄を増やしているのがわかるかと思います。
また、税金を上げるとデフレ(お金の価値が上がってモノの価値が下がる)を加速させてしまう。(日本はただでさえデフレが進行して安い国日本として諸外国に買い叩かれているのにさらに加速してしまう)
参考図書
お金まわりの話は非常に入り組んでいてこのようなブログで簡単に説明するのは結構難しいですね。
ここで紹介した本は非常にわかりやすく書いてくれていますので、ご興味のある方は是非読んでみてください。
昔、人々は物々交換していて、それを便利にするためにお金が生まれましたっていうストーリーもどうやらエビデンスないらしいです。本当?と思ってしまいますよね。
なんか、「常識」として教えられてきたことがこんなにも全然常識でないということを知っていくと、いったいあれはなんだったの?と思ってしまいますがひとつづつ、情報をアップデートしていきましょう。
なんか、「常識」として教えられてきたことがこんなにも全然常識でないということを知っていくと、いったいあれはなんだったの?と思ってしまいますがひとつづつ、情報をアップデートしていきましょう。
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