音楽をテキストから生成することができるAIサービス「Suno」と、チャットやコンテンツを生成することができるサービス「Microsoft Copilot」が連携しました。これにより、ブラウザ上で簡単に音楽を作ることができるようになりました。この記事では、CopilotとSunoの概要と使い方、そして現時点での注意点について解説します。
Copilotとは
Copilotは、Microsoftが提供するAIサービスの基盤であり、GPT-4をベースにしています。それと同時に、インターネットにアクセスできるため、ユーザーから投げかけられた質問に対して、最新情報をつねに提供することができます。 Copilotは、WindowsやMacのブラウザで利用できます。 Microsoftのアカウントでログインする必要があります。
Sunoとは
Sunoは、テキストから歌を生成するAI技術を駆使した自動作曲サービスです。 このサービスは、Webブラウザ上で利用可能です。 ユーザーは歌詞や音楽のスタイルを指定するだけで、簡単に楽曲を生成することができます。
Sunoは、ポップ、ロック、メタル、ユーロビートなど、多様な音楽ジャンルに対応しています。これにより、ユーザーは幅広い音楽スタイルの中から選択し、さまざまなジャンルの楽曲を生成することが可能です。ただし、特定のジャンルでは生成の精度が異なる場合もあるため、実際の使用には試行錯誤が伴うこともあります。
Sunoは、英語のみならず日本語を含む複数の言語での歌詞生成にも対応しています。これにより、世界中のユーザーが自国の言語で楽曲を生成できるようになっています。
CopilotでSunoの使い方
CopilotでSunoを使う方法はとても簡単です。以下の手順に従ってください。
- Copilotのログイン
- 「プラグイン」という見出しをクリック
- 「Suno」プラグインを有効にする
- プロンプトを入力
- 応答の生成を待つ
- 音楽のサムネイルを確認
- 「再生」ボタンをクリック
プロンプトとは、音楽のテーマやジャンル、歌詞の一部などを指定するテキストのことです。例えば、「クリスマスソング」や「J-POP」などのフレーズを入力すると、それに沿った楽曲が生成されます。プロンプトは自由に入力できますが、あまりにも長いと生成に失敗する場合があります。
例えば 「老人の悲しみを歌ったヒップホップ風の歌を作って」 みたいなプロンプトで作成してもそれなりの歌詞を作って曲を作ってくれます。
現時点でのSuno利用の注意点
Sunoを使用する際には、以下の点に注意が必要です。
- 無料プランで生成した曲は商用目的で使用できません。
- また、有料プランでもSunoの利用規約を遵守する必要があります。
- 例えば、Sunoで生成した曲を販売する場合、これは利用規約違反にあたる可能性があります。利用者は、Sunoを使用している間、常に利用規約を順守することが求められます。
- Copilotで生成した曲と、SunoのWebアプリやDiscordで生成した曲は別物扱いされます。Copilotで生成した曲はCopilotのアカウントに紐づいており、SunoのWebアプリやDiscordで確認することはできません。また、Copilotで生成した曲はダウンロードすることができません。リンクを保存しておくか、画面録画などの方法で保存する必要があります。
- Copilotで生成できる曲の数は1日に3曲までです。これを超えると生成に失敗します。SunoのWebアプリやDiscordでは、無料プランでは1日に5曲、有料プランでは月に500曲または2000曲まで生成できます。