結論
数字の裏を意識して、鵜呑みにせずにきちんと考える癖をつける
日本の食料自給率は何%?
日本の食料自給率は低くて、輸入に頼らないと生きていけないと思っていませんか?
「やばいよ、やばいよ」とだけは煽られますが、何がどうやばいのかはいまいちわからない。
私も含めて、ちゃんとデータを見たことある人は少ないのではないでしょうか?
農林水産省が発表しているデータによると、カロリーベースの食料自給率については38%とのこと。1/3程度と少ない。が、ちょっと待って。「カロリーベース」って何?
テレビとかで言われる時、カロリーベースなんて言葉使っていた??
カロリーベースって、消費されるカロリーに対して、供給しているカロリーの割合とのこと。
つまり、超高カロリーな食料と、超低カロリーな食料があったとして、超高カロリーな食料が取れなければ供給量が足りないことになってしまう計算。
戦時中みたいな栄養不足状態ならいざ知らず、現代みたいなカロリー過多な時代に置いて、本当に必要なカロリーってそんなに高い値が必要なの?と疑問に思います。
一方で、生産額ベースの食料自給率については66%ある。意外と高い。生産額ベースとは、国内で消費される金額をベースとして、供給している金額の割合のこと。
こちらにグラフもありますが、魚や肉以外は結構供給できている。
だからいいとか悪いとかよりも、数字は切り方でだいぶ変わってしまうということを覚えておいて、その数字の意味ってどういう意味だろう?と疑問に思う癖をつけることが必要なのかも。
参考図書
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