結論

子供の将来を考えるなら、自分の意思力を鍛える。

子供の将来がわかるマシュマロテスト

DAIGOさんの、「子育ては心理学でラクになる」より。

スタンフォード大学の心理学者ウォルターミシェルが行なった実験で、子供の忍耐力に関する実験を4歳の子供を対象に行いました。

1人ずつ部屋に入れマシュマロを1つ置いてからマシュマロは好きなときに食べても良いが実験者が戻ってくるまで食べずに我慢できたらもう一つもらえると約束をしてから部屋を出て行きます。
この実験が行われてから数十年間にわたって実験に参加した子供たちを追跡調査したところはっきりとした傾向が現れていました。
マシュマロの誘惑に我慢できず途中で食べてしまった子供は学校内外で他の子供たちより問題起こしていたのです。
それに比べて我慢してご褒美をもらえた子供はそうでない子供に比べて全米共通の大学進学適性試験の成績が高く成長しても友達や教師に好かれ給料の高い職業についていたのです。さらに肥満度も我慢できなかった子供より低かったのです。

これは子供時代に身に付いた意思力がその後の人生を決定づけること、子供の頃から衝動や誘惑に負けないよう自分をコントロールできれば成功した人生を歩める可能性がとても高いことを証明しています。

この話を聞けばおそらくすべての親が同じことを思うはずです。
自分の子供にも意志力を身につけさせなければ、と。
しかしまだ遊びたい盛りの子供に意志力を身につけさせるのは至難の業。強い意志を持ち合わせ自分で決めたことは最後までやり通しなさいといったところで通じるものではありません。なぜならまだ子供なのですから。
彼に言ったところで子供が混乱するばかりでしょうし言われたことを守れるはずがありません。そして親はイライラとまたあの悪循環が始まるだけです。こんな苦労ばかり多くて結果が出にくい挑戦よりももっと簡単で確実に子供の意思力を高める方法があります。

それはあなた自身つまり親の意思力を高めることなのです。

子育てしていると確かに思うのは、子供やっていることって本当に親がやっていることだよなぁ、ということ。

怖いくらい親のやることを見ていますよね。

「〇〇しなさい！」と叫ぶくらいなら、まず自分がそれをやりたくなるとしたら何をしてもらいたいかな？と考えて、自分がそれをやり始めちゃうくらいの方が幸せなのかも。

参考図書

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