そんなに珍しくない
ブラック企業にあるいくつかの特徴の一つとして、マインドコントロールをしてくるという事があります。
マインドコントロールなんて聞くと我々の世代は、怪しげな宗教団体を思ってしまうかもしれませんが、マインドコントロールはそこかしこに存在しています。
ブラック企業にいる事の一番の問題は、マインドコントロールが進んでしまって、いろいろ大変だけど自分が成長出来ているのはこの会社のおかげだ!みたいな思考になってしまう事。
転職の時に言う表向きな意見として、前職ではとても勉強になって、と言うのは良いと思うのですが本気でそんな事思って転職しない選択をしてしまっている人が実はとても多い。
マインドコントロールの基本4つ
思考のコントロール
思想や思考をコントロールされます。
例えば、部下や同僚と仲良くしながら成果を出していきたいと考えていたとして、すぐに結果が出ない事を恫喝しながら、それを部下や同僚のせいにするよう誘導されます。あなたが恫喝から逃れるために部下や同僚を陥れるような言動をしてしまったらもうあなたの思想はコントロールされてしまっているかもしれません。
感情のコントロール
例えば、笑いのある会議にしようとアイスブレイク的な話題をふったとして、一蹴された上に参加している他のメンバーも上司が怖くて下を向いて黙っているなどあなたが前向きに仕事に望む姿勢を徹底的に潰した上で、あなたの元気がなくなると元気を出して声出していけ!と恫喝されます。
こうなるとあなたはもう人としての感情はなくして、相手が望む感情だけを吐き出す装置になっているかもしれません。
情報のコントロール
例えば、あなたが転職した事ないとして、このスキルでこんな給料は他の会社では貰えない、と言われてしまえば、そうなのかも、と思ってしまうかもしれません。
人は自分が知らない事ほど不安になります。そしてそれを知っている人に頼ってしまいます。会社と言う情報ヒエラルキーにおいては、どうしたって自分よりも役職が上の人のほうが情報量が多いので、コントロールされやすい環境となってしまいます。
行動のコントロール
私がいたブラック企業では、強制ではないけど、と言う前置きを良くされていました。それって完全に強制ですよね?と言いたくなるけど、誰も言えない。
強制ではないけど、土日だって仕事の事を考えるのは当たり前だよね?
強制ではないけど、頑張って働いている人いるのに自分だけ楽するとかってないよね?
自分の会社当てはまると思ったら
自分の会社もこういう事あるなぁ、と思ったらすぐに転職活動を始める事をオススメします。
転職はするしないより、あらゆる選択肢を持っている事、転職活動出来るくらい元気がある事がなにより重要な事なのではないかと思います。
本当に心から疲れ切ってしまうと人は転職活動すら出来なくなってしまいますので。
今週の気になったニュース
もしかして、最近体調おかしいかも、と思ったらすぐに友人や医者に相談することをお勧めします。本当にやばくなってからでは自分で自分のことをやばい状態であることがわからなくなりますので。