【Netflix】二十五、二十一の最終回を現在のシーンをつなぎ合わせて考察してみる

2022年4月1日金曜日

Netflix ドラマ 二十五、二十一

t f B! P L

Netflixで2022年2月からはじまった「二十五、二十一」見ていますか?
前評判はそこまで高くなかったのに関わらず、2022年3月末時点一番人気のようです。

私も毎週楽しみでワクワクしながら見ていますが、今週末4月2日,3日でついに最終回を迎えます。

今回は、最終回に向けて第14回までの現在のシーンから結末を考察してみたいと思います。勝手な解釈をたぶんに含みますので、月曜日には間違えたー!!と言っている可能性高いですが。




現在のシーンだけをピックアップ

本作は、2021年現在のシーンと、1998年からはじまるナ・ヒドの物語の2つの時代のシーンが織り交ぜながら話が進みます。
今回は、現在のシーンだけをピックアップしながら、結末を考察します。


エピソード1

2021年コロナウイルスが蔓延する現在の話しとして、ナ・ヒド(41歳)は韓国を代表するフェンシングの選手だったエピソードとその子供キム・ミンチェ(15歳)が登場します。

ナ・ヒドとキム・ミンチェは名字が違いますが、韓国では夫婦別姓をとっているため、母親と子供の名字は一致しなくても特に不思議はないそうです。
一方で、子供は父親の名字を名乗ることが一般的で、父親は「キム」姓であることがわかります。




エピソード2

ナ・ヒドは「アトリエ2521」という工房で木材を加工する仕事をしている事がわかります。



エピソード3

ナ・ヒドはどんなに大変でもフェンシングが好きだから続けてきたことがわかります。

エピソード4

ナ・ヒド、コ・ユリム、ペク・イジン、ムン・ジウン、チ・スンワンの5人がはじめて集まった場面の写真について、キム・ミンチェ(ヒドの子供)とシン・ジェギョン(ヒドの母)が話します。
写真を見ながらキム・ミンチェがおばあちゃんに「どれがペク・イジン?」と聞きます。

シン・ジェギョンは、「先月イジンに会った」と言います。それを聞いたナ・ヒドは心底驚いた顔をしています。

このやりとりから、「ミンチェはペク・イジンを知らない」ことと「ペク・イジンは2021年現在でも生きていることと「ナ・ヒドはペク・イジンとそれほど連絡を取り合っていない」ことがわかります。




エピソード5

キム・ミンチェにとって、自慢だった母親だが華やかな母親に対する嫉妬を覚えるように。
しかし日記でその苦労を知る。ロマンスではなく母親の努力に感動するミンチェ。


エピソード6

なし


エピソード7

お父さんからバレエのドレスが送られてきます。キム・ミンチェとヒドは一緒にペンキ塗りをやりながらスポーツにおける成長曲線について話をします。それは、ヒドが幼いころ父親が教えてくれた話しでした。ヒドの父親はヒドが小さいときに病気でなくなってしまいますがそれをキッカケにヒドはフェンシングの成長が止まってしまいます。
父親はヒドをひとりにしないと言っていたのに、電車の中でも麺を買っていておいていかれそうになりヒドは号泣した過去があります。

このエピソードから、キム・ミンチェの父親は死んでおらずどこかにはいるけど、韓国にはいないことがわかります。

物語を通して14話まで、キム・ミンチェの父親は出てきませんがヒドにとっても父親がとても大切な存在で描かれていますので、おそらくこのあとはっきりするキム・ミンチェの父親の存在もとても大切な存在として描かれるのではないかと推察されます。





エピソード8

ヒドはコ・ユリムに勝ち、金メダルをとる。
しかしその判定に物言いがついてヒドが悪者にされてしまう件について、キム・ミンチェがネットでペク・イジンが報道しているニュースを見る。

その映像をみながら、シン・ジェギョン(ヒドの母)はミンチェがヒドから生まれたとは思えないくらい賢いね、と言う。

このやりとりから、ミンチェがコ・ユリムから生まれたなど本当はヒドの子供ではない説はありえないかと推察されます。本当の子供でない人にまさか笑顔でこんな冗談を言うとは思えないですしね。



エピソード9

なし

エピソード10

修学旅行に行けなかったヒドやコ・ユリムのために、ペク・イジンの発案で海に旅行に行く。そのときの写真を見たミンチェは、自分もどこかに行きたいとヒドに言うがヒドはみんなで海に行ったことを覚えていない。

その時の言葉が、「永遠なんてない。全ては一瞬で終わって消えていくものなの。でもね。それも悪くないわ」というもの。

このエピソードから、わざと覚えていないふりをしているというよりも本当に覚えていない表情からヒドはもしかすると一部記憶をなくしている可能性があるのではないか推察されます。



エピソード11

ヒドがアトリエでお父さんの思い出の椅子を直します。
この椅子はお父さんとの大切な思い出だったのですが、過去にヒドのお母さんは大切な椅子の思い出を忘れてしまったような振る舞いをしヒドを傷つけます。

現在、ヒドとおばあちゃん(ヒドのお母さん)が病院で検査を受けふたり仲良く隣のベッドで寝ている姿をミンチェが見ています。
ヒドが寝ぼけながらおばあちゃんにどこにも行かないでとお願いすると、おばあちゃんがずっとひとりにしてごめんと謝まります。

このエピソードから、ヒドが若い頃に持っていた母親への確執は現在は完全になくなりお互いに大切に思っていることがわかります。




エピソード12

なし


エピソード13

ペク・イジンに思いが届かないヒドの過去に怒るミンチェ。ヒドを慰めるミンチェ。
ミンチェは、ペク・イジンに文句を言いにいく。

エピソード14

日記の続きが見つからないミンチェ。続きが気になって仕方ない。
仕方なく、ネットでペク・イジンとナ・ヒドを検索すると2009年にペク・イジンがナ・ヒドにインタビューしている動画が見つかる。

2009年は、
ナ・ヒド:29歳
ペク・イジン:33歳
キム・ミンチェ:3歳
の年。

ナ・ヒドはマドリード・プラハ・サンフランシスコの3つのオリンピックで金メダルをとっている。
サンフランシスコ大会が2009年の設定なので
マドリード(2001年)、プラハ(2005年)、サンフランシスコ(2009年)でのメダル。
ナ・ヒドはそれぞれ
マドリード(21歳)、プラハ(25歳)、サンフランシスコ(29歳)でのメダル。

マドリードではコ・ユリムがロシアの選手となっていて名前もユリア・コとなっている。

ふたりはインタビュー形式で以下のやりとりをします。
「今までずっと変わらない気持ちでナ・ヒド選手を応援しています。」
「私も同じです。どこにいても変わらずキャスターさんを応援してます。」
「遅くなりましたが結婚おめでとうございます。」

このエピソードから、ヒドは29歳の時点では結婚していることがわかります。
また、年齢から考えると26歳の時にミンチェを産んでいる。

マドリード大会は、14話までの話しの1年後の話しで、ペク・イジンとナ・ヒドの年齢も25歳と21歳となるので、本作ではそこがひとつの到達点として描かれのではないかと推察されます。





現在のシーンから考察する結末

本作での一番のミステリーとも言える部分が、キム・ミンチェの父親は誰なのか?
ということではないかと思います。

現在のシーンから推察される事項をもとに結末を考察してみたいと思います。

結末パターン1

ヒドとペク・イジンは結婚していて子供がキム・ミンチェ

こうなってくれればいいのにと思うパターン。しかし、こうなるためにはかなり無理のある部分が出てきます。

<疑問点>

  • なぜ、子供の名前がキム・ミンチェ?名字が合わない。
  • 現在のシーンで、キム・ミンチェがペク・イジンを知らないのはなぜ?

<考察>

疑問を解決するためにはかなりトリッキーなことをしないといけないかと思います。
例えば、戸籍上ペク・イジンとは親子でないとかペク・イジンの名字が変わったとか、生まれてから会ったことがないとか。

しかしながら、エピソード7でお父さんからバレエのドレスが送られてきています。このときキム・ミンチェは普通に文句を言っているくらいで生まれてから一度もあったことがないとは思えない表情です。

また、エピソード4ではナ・ヒドのお母さんシン・ジェギョンが「先月イジンに会った」と話しておりナ・ヒドが心底驚いた顔をしていることからイジンは生きており今はナ・ヒドとは疎遠な関係であることが推察されます。

以上のことから、ペク・イジンがヒドの家族の一員である可能性はかなり低いと考えます。


結末パターン2

ヒドはペク・イジンとは別な人と結婚していて子供がキム・ミンチェ

<疑問点>

  • 別な人って誰?
  • ペク・イジンはどうしたの?

<考察>

「別な人」として、これまで出てきている中で候補になるのは、付き合ってすぐ別れたチョン・ホジンか、フェンシングのジュノ先輩くらいしか男性の候補がいません。

このうち、名字がキムとなる可能性があるのは、ジュノ先輩(本名キム・ジュノ)ですが、
ジュノ先輩は、本当のフェンシング選手でサプライズ的に登場しただけなのでまさか物語の最重要人物ということはないかと。
ですので、もしこのパターンだった場合、これまで出てきていない人と結婚している可能性が一番高いかと思います。

一方、ペク・イジンはどうしているのか?ですが、
エピソード4ではナ・ヒドのお母さんシン・ジェギョンが「先月イジンに会った」と話していることから、未だにシン・ジェギョンとは交流があることが伺えます。
ですので一番可能性が高いのは、まだ記者を続けていてヒドとは別な道を生きているということだと思います。

記者と選手という立場から男女として付き合うことよりも人として応援する方向へと15話、16話でもっていけば話として無理なく終われますし、最後にペク・イジンと再会してまたお互いに良き友人として応援しあうというのが一番すんなり来そうな気がします。
話としては一番無難な終わり方にはなってしまいますが。

以上のことから、あまり求めていない心情はあるのですが総合的にこの終わり方が一番可能性が高いのではないかと考えます。


結末パターン3

ヒドはペク・イジンと結婚していてキム・ミンチェは本当はユリムの子供

<疑問点>

  • ペク・イジンはどうしたの?
  • ユリムはどうしたの?

<考察>

かなり突拍子もないパターンですが、心の中ではこのパターンに落ちてくれないか期待しているところもあります。
実は、ヒドはペク・イジンと結婚していて、キム・ミンチェはユリムの子供なんだけどユリムに事情があって幼い頃からヒドが育てているパターン。

そうなると、エピソード14でペク・イジンがわざわざ結婚おめでとうなんてヒドに言わなくていいように思いますしミンチェがペク・イジンをはじめてみたような態度も整合性があわなくなります。
また、エピソード4でナ・ヒドのお母さんシン・ジェギョンが「先月イジンに会った」と話してナ・ヒドが心底驚いた顔をしていることも説明がつかなくなります。

以上のことから、このパターンは現時点かなり無理があるかと。

でも、パターン2ではない一捻り、欲しくなってしまう気持ちが強い。







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