主な登場人物
チョ・イソ(キム・ダミ):パク・セロイに恋をしタンバムのマネージャーとなる。
チャン・デヒ(ユ・ジェミョン):チャンガの会長。お金と権力でセロイを抑えつける。
チャン・グンウォン(アン・ボヒョン):会長デヒの息子。セロイと因縁を持つ。
チャン・グンウォン(アン・ボヒョン):会長デヒの息子。セロイと因縁を持つ。
オ・スア(クォン・ナラ):セロイの初恋の人。
あらすじ
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イソがセロイの店に駆けつけた同じとき、チャンガの次男グンスもセロイに憧れ店で働かせてくれと訪れていた。
グンスを雇うことで人件費はオーバーなので、イソを雇えないと断るセロイにイソは言う。
「社長が力不足だからマネージャーが必要なんです。」
「俺に足りないのはマーケティング?」
と聞くセロイにイソは、お通しをもってこいという。
元ヤクザのスングォンがお通しを持ってくると、その手が器に入りそうなのは駄目だ、両手は添えるように、メニューも何がおすすめなのかわからない。ライトも明るすぎて料理が不味そうにみえる、わざわざ梨泰院に来てまで食べたい店になっていない。料理の味も悪いなど店の問題点を指摘していく。
そして、店のレイアウトを変え始める。
「よく考えて。私は諸葛亮、マーリン、レイリーのような助言者。社長に必要な人です。でも自ら来てあげました。俺は満足している。小娘に何がわかる。助けはいらない、と思うなら別にいいわ。そんな愚かな人はこっちから願い下げよ。これでも私が必要ない?」
「わかった。確かに助かった。お前はすごいが人件費オーバーだ。なぜこの店にこだわる?」
「勘よ。この人になら人生を懸けられるという。勘よ。」
「面白いね。聞いてくれ。今日からこの子チョ・イソがタンバムのマネージャーだ。」
そして、5人になったタンバムのメンバーは、営業停止から開けた再オープンに向けて店を大改装していく。
イソのSNSで宣伝を繰り返したタンバムは一躍、梨泰院のホットスポットとなり、連日行列ができる人気店となった。
しかし、料理の味はイマイチでイソは料理を担当しているヒョニをクビにしようと言い出す。
ヒョニはトランスジェンダーでもあり、それが外にバレると店の評判も下がると危惧した。
イソはセロイに言う。
「当分はつらいし申し訳ないけど、決断しないと」
セロイはヒョニに言う。
「俺はタンバムを大きくしたい。でも現時点で最大の問題はおまえの料理だ。イマイチだ。このままじゃダメなのはわかるだろ。受け取れ」
といって、給料を差し出したセロイ。受け取ったヒョニは「今までお世話になりました。」という。
言葉を遮って、セロイはいう。
「2倍入れた。この店が好きならその分2倍努力しろ。できるな?」
「はい。」
「聞いただろ。よく聞け。俺は世間が嫌う前科者だ。イソ、グンス、スングォンは店を営業停止させた。ヒョニは?迷惑ひとつかけず働いてくれた。お前らと同じ俺の仲間だ。だから大事だ。気まずくても理解してほしい。強要はしないが、トランスジェンダーだから一緒に働けない、そう思うやつは言え。それが誰であれ、俺は切る。」
「従うしかないね。頑張って。」とイソ。
そんな時、高校の時SNSで告発した区長の娘にあったイソ。
区長の娘がイソへの嫌がらせに店を告発したことを聞く。
スアが警察に告発したわけではなかったのだ。
セロイはイソに「ヒョニの事を頼む」と言う。
料理のことはわからないと言うイソだが、セロイは味見をして美味しいのか不味いのかお前の意見を言えばいいと言う。
なんどもダメ出しを繰り返したイソだが、最後にはヒョニの料理が「美味しい」という。
イソはセロイに言う。
「予想どおり?2倍にした給料は料理が上達しなければ無駄だもの。」
「信じてた。」
「はいはい。結果オーライだから私は黙っていますね。」
「ヒョニだけじゃなくお前のことも。よくやった。」
スアは、セロイへの想いやチャンガの社員として働くことなど複雑な想いに押しつぶされそうになり、ひとりで酔いつぶれて叫んでいた。
そんなときセロイが通りかかり、スアに声をかける。
スアはセロイに言う。
「知っている?あんたには悪いと思っていない。私は自分が一番大事だし、ふびんだから。それは悪いこと?」
「当然だ。」
「ふざけないで。あんたには腹が立つ。その悟ったような態度がね。高校中退で前科者のくせにしゃくにさわるのよ。」
「なぜ苦しむ?苦しむな。お前が何をしようが俺は揺るがない。一生懸命生きるのは悪いことじゃない。」
「そんなこと言わないで。本当はね、セロイ。あんたは本当に、いつもまばゆいほど輝いている。」
そして、セロイにキスをしようとしたスア。
そんなスアの顔をわしづかみにして「ディフェンス」と言って阻止するイソ。
補足と勝手な考察
店を繁盛させるチョ・イソ
ついに、鳴かず飛ばずだったタンバムがチョ・イソのちからで梨泰院の人気店になる。
一方で、もっと人気店にするため料理がイマイチなマ・ヒョニを解雇しようとするイソだが、セロイに止められる。
イソはこの後も幾度となく、人を解雇しようとする。
最短距離を走るためなら人がどうなろうが全く意に介さない。
セロイは最終回の店の方針でも宣言しているが、「人と信頼」こそ重要だと考えているので、仲間を切り捨てるという選択肢がない。
実務能力に優れ、のちに会長デヒにも、お前は私に似ているとまで言わせた実力者。
なのに自分が成功したいとか誰かを蹴落としたいとか全然思っていない。
ただひとつ、セロイが夢見ているものを実現させるその目的のためだけにその能力を使う。
「セロイに近づくゴミは全部取り除く」の一貫として、スアの事も取り除く。