第六話「傲慢と偏見」
オマージュ映画の概要
ジェイン・オースティンの小説を元にした映画「プライドと偏見」のオマージュではないかと思います。
映画のあらすじ
18世紀のイギリスが舞台で、まだ女性に相続権がなく、女性ばかり5人姉妹の家の娘たちが引っ越してきたお金持ちの男を婿にしようとする。お金持ちの男の友達はそんな女性を見下すような発言をし、という話。
第六話のあらすじ
第一話のあらすじはこちらから。
第二話のあらすじはこちらから。
第五話のあらすじはこちらから。
過去のウンとヨンスの別れの原因が明らかになる。
ヨンスの家は貧乏で、学校の友だちとも他の子のようには遊べないし、いつも何かを買ってもらってばかりで何もしてあげられない。
そんなヨンスの現実の辛さを唯一忘れさせてくれたのがウンだった過去が語られます。
ふたりは喧嘩をしながらもうまくやっていたが、何気ない会話からふたりの現実が違うことをヨンスは気づいてしまう。
「普通の生活をすることが夢」
と語ったヨンスにウンはいう。
「そんな事が夢なの?もっと成功することが夢なんだと思っていた」
ヨンスは自分の夢は本当に普通に暮らすことなのだろうかと疑問に思いながら聞き返す。
「ウンの夢は?」
ウンはいう。
「昼も夜ものんびり過ごすのが夢だ。一生懸命生きていきたくない」
ヨンスは普通の生活を送るため、必須に毎日働き勉強していた。
そんな時、ヨンスのおばあちゃんは親戚の借金を抱え込んでしまう。
「お願いだから、私が抱えきれる程度の貧乏でいて」
と涙を流すヨンス。
引っ越しを余儀なくされ、おばあちゃんが倒れてしまい、入院費の請求が来た時、
ウンが海外への留学を打診され断っているのを聞いてしまう。
ヨンスは、自分が抱える現実の不幸と劣等感がウンにバレてしまうことを恐れて別れを切り出す。
現在、絵を描き続け朦朧とするウンは、ヨンスがいることが夢だと思う。
夢の中のヨンスに向けてウンは言う。
「すごくつらいんだ。」
翌朝ウンは、イベントへ向かう。
イベント会場の控室では疲れて寝ているヨンスがいる。
5年ぶりの再会以来初めてヨンスの顔をまともに見たウンは起こさずしばらくヨンスを見ている。ウンは昨日の事が夢だったのかヨンスに聞こうとするがはぐらかされる。
イベントが始まり、絵を描くウンを初めてみたヨンスは、見たことのないウンの表情に驚く。イベントが終わり、家に変えるヨンスだが家の前にウンが待っていて。
ウンが言う
「このままでいいの?他でもない僕らの話だ。本気で好きになってつらい別れをした。」
「再会したとき、元気か?どうしてた?そう聞かれたら、つらかったと言ってもいい」
「どうしてた?話してみて。何をしてた?」
ヨンスは泣きながら心の中で思う。
「別れの原因はすべて私のせい。一人で生きられると思っていた。」
オマージュ箇所
話として、偏見と自分自信の傲慢さと戦っているという部分はもとより、映像でも写真のように壁に背をあてて考えている場面などはオマージュかと思います。
その他の話については以下から。