第八話「ビフォアーサンセット」
オマージュ映画の概要
映画のあらすじ
3部作で構成される映画のパート2である「Before Sunset」
パート1で劇的な出会いをしたジェシーとセリーヌ。
その一夜の出来事を本に書いた事で9年ぶりに再会を果たします。
小説の内容は旅先で出会った男女の一夜限りのロマンスを描いたものでした。
ジェシーはニューヨークへの帰宅便の時間が迫っていましたが、セリーヌに声をかけ、ふたりは出発の時間を無視して語り合います。
第八話のあらすじ
第一話のあらすじはこちらから。
第二話のあらすじはこちらから。
第七話のあらすじはこちらから。
ウンとヨンスは気まずいまま、ドキュメンタリーのスタッフに無理やり旅先に連れて来られていた。
ふたりにとって、旅行は2度目。
1度目は、ウンが短期で海外留学する前にヨンスが強引に連れ出してした短い旅行だった。
意味もわからず振り回されたウンだが、ヨンスが留学してしまうウンの写真が欲しくて旅に連れ出していろんな場所で写真を撮っていたことを知ると嬉しさがこみ上げてくる。
ヨンスが言う。
「次は泊まりで旅行に行こう。バイトを増やしたら忙しくなって午前中から抜けられなかった。バタバタしてたよね。わたしも初めての旅行だったの。次は泊まりで遠くまで行こう。」
「次もぼくと一緒に旅行を?」
「ひとりで行けと言うの?」
「ねえ、本当にバカなの?わたしたちは別れない」
「言葉にしてくれないと不安になるだろ」
「見たらすぐにわかるでしょ?」
「いや、言葉にしてくれ。君の考えがわからない」
「絶対に別れない。もし喧嘩して別れ話になったらわたしに会いに来て。そしたら、絶対にあなたの手を離さない。」
「わたしのほうがもっと愛している。知ってた?」
「知らない。だから、ずっと教えて。」
ウンは心の中でつぶやく。
「ヨンスはいつも、遠くに行ったと思ったら突然近くにやってきては、一瞬を永遠にしてしまう。忘れられません。」
2度目の旅行。
ウンはドキュメンタリーのインタビューで、「旅の思い出は?」と聞かれて、
「旅は嫌いなのでよく覚えていません。」
と答える。
それを聞いていたヨンスは「それはちょっと悲しい」と独り言をいう。
ウンは「過去の出来事なのに鮮明過ぎる」と独り言を言う。
ヨンスはインタビュアーであるチェランと夕日が綺麗な丘に向かう。
丘の上でインタビューしようとすると、バッテリーが切れそうになる。
バッテリーを取ってきて良いか聞くチェランにヨンスは
「デジャヴだ」と独り言を言う。
過去にも最後にインタビューをと言われた後にバッテリーが切れ、プロデューサーがバッテリーを取ってくる間に、ウンがヨンスに告白していた。
雨が降ってきて、ヨンスは
「本当にデジャヴだ」
と言う。
そこにウンが現れる。
「何しているの?」と聞くヨンス。
「考えているんだ。何故僕はまた君の前に立っているのか。」とウン。
「呪われているんだ。君があんな事を言うからだ。」
「また私のせいにするの?」
「うん。君のせいだ。うんざりするけど。」
「じゃあさっさと帰れば?嫌なら私が帰る。」
行く手を塞いで傘を差し出すウン。
心の声で、
「本当に呪いなのか?それともこの旅行のせいか?」と問いかける。
ヨンスは「帰る?ここに残る?」と聞く。
美しい夕日と雨の中、ウンはヨンスにキスをする。
オマージュ箇所
旅行と過去の思い出、夕日が沈むまでの時間。
2人とも長い時間が経ってまだお互いを想っている事などがオマージュとして使われているのではないかと思います。
本当に美しすぎるキスシーン。
その他の話については以下から。