第十五話「3人の愚か者」
オマージュ映画の概要
映画のあらすじ
インドの名門工科大学に入学したランチョーは変わり者でいつも問題ばかり起こしていたが成績は常にトップ。ファルハーンとラージューはそんなランチョーに振り回されてばかりいたたが、3人は親友だった。
10年後、大学時代にランチョーをライバル視していたチャトルに呼び出されてファルハーンとラージューが大学に行くとそこにはランチョーの姿はなく、3人はランチョーを探しに旅に出る。
第十五話のあらすじ
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ジウンは母親との関係に思い悩む。
ずっと母親の愛情を欲していたのに、母親には
「あなたさえいなければこんなに惨めな生活は送っていなかった」
とまで言われてしまう。
そんな姿を見た後輩のチェランはまだ失恋に悩んでいるのかと思うが、ジウンはそういえば失恋したんだったとまるで平気そう。
ウンは、夜の個展を開く。
ヨンスは、個展を見に行くと約束していたが、約束の日におばあちゃんが倒れてしまう。
ウンの個展は、批評家に酷評されてしまう。
そしてウンの絵を盗作している疑惑のあるヌアがやってきてウンに言う。
「絵はうまいが進歩がない。興味も野心もないフリか?確かにお前は何もかも生まれ持っているもんな。それでも少しは頑張るフリくらいしろよ。必死に努力している人の身にもなってみろ。最悪な気分だ。」
「その結果が盗作か?」
「お前がどんな顔をするのか見てみたかった。でも顔色ひとつ変えないお前をみて思ったよ。哀れな人生だ。全部簡単に捨てられるほど無意味な人生なんだろう?そんな生き方でお前の人生に何が残る?」
ヨンスは病院でおばあちゃんに付きそう。
ヨンスは言う。
「わたしひとりじゃ生きられない。」
「生きるのよ。私がいなくてもちゃんと食べて好きなことをして生きていくの。あんたを見ているといつも思うの。あんたがわたしみたいに生きるのは私への天罰だと。」
「おばあちゃんがいればいい。」
「わたしはそれでいい。老いていくだけのわたしにはあんただけいればいい。でもあんたは、私みたいに生きないでほしい。周りの人達と仲良くやりたいことをやって楽しく生きていってほしいの。わたしのために生きないでちょうだい。」
ウンの元に電話が来てジウンに呼び出される。
ジウンは、母親が死ぬことをウンに伝え、だけどちっとも悲しくないことを伝える。
ウンは言う。
「哀れだよな。」
「誰が?」
「誰って、みんなだ。僕たち全員。」
ヨンスは、ウンに電話するがつながらない。
不安になったヨンスはウンの家の前でウンを待っている。
ヨンスが言う。
「私が、また何もかも台無しにしまったかと思って。ごめんね。本当にごめん。」
「そんなことないと言ったろ。」
「君はなにも壊していない。」
「ウン。つらいの。私、つらくてたまらない。」
部屋に入ったウンは、ヨンスに一緒に海外に行かないか?と誘う。
オマージュ箇所
今回は映画からのオマージュは見つけられませんでした。
ウン、ヨンス、ジウン、3人それぞれが幼少期の自分をどう乗り越えていくかが問われた回。
特にウンは、幼少期からずっと抱えてきた「人の人生を借りている」という思い(16話で明らかになる)に対して、ライバルに言われてしまったことで自分人生のこれまでの人生とどう向き合うかを考えることなる。
その他の話については以下から。