第十六話「その年、私たちは」
オマージュ映画の概要
なし。
第十六話のあらすじ
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海外に留学するため準備するウン。
ヨンスは一緒に行くかどうか考えてみると保留する。
ヨンスは、以前一緒に仕事したクライアントにも一緒にパリに行かないか?と誘われる。
ヨンスは「自分の人生を生きないと」という周りからのアドバイスについて考える。
ジウンは、会社の先輩から母親のドキュメンタリーを撮れとアドバイスされる。
「記録する価値がない。本当に理解不能です。子供に関心のない母親が死ぬということも、この状況もです。どうすべきなんでしょうか?あの人のためになぜ撮影すべきなのか本当にわかりません。」
「自分のために撮れ。残される人のためだ。死んだ人を思いながら生きるのは残された人だから。ジウン、遺影に使う写真はあるか?笑えるよな。撮影するのが仕事なのに母親の写真がないとは。俺も写真がなくてやっと探したのが変な団体写真だった。」
「お前の事情を詳しくは知らないが、憎むのも許すのもあとでいい。今という大事な瞬間を無駄にしないでほしい。それだけだ。」
ウンは、母親とご飯を食べる。
「知っていたんだね。僕が知っているということを。何か変わらなかった?」
「何も変わらないわ。誰になんと言われても私達の息子よ。」
「僕は、お母さんたちに似ない事を恐れてた。2人のようにいい人になれない。僕は性格が悪くて駄目な人間かも。と。僕は2人から失望されることが一番怖かった。」
「あなたを抱いた瞬間から今まで全てを愛してた。」
「お母さん、これからはちゃんとした人間になりたい。」
「何も心配せず、ぐっすり寝られるようになってほしい。」
ウンはヨンスに会いにソリの店に行く。
「わたしはずっとひとりだと思っていたけど、決してそうじゃなかった。」
最初におばあちゃんが倒れたときもウンと別れてつらいときもソリさんがそばにいた。
借金で厳しいときに、今の会社の社長であり先輩がヨンスに一緒に働かないかと持ちかけてくれた。
「契約金は前払いだ。」
「私がいつ先輩に頼みましたか?」
「君は準備されすれば大企業余裕で受かるのは知ってる。俺の会社は小さいからたくさん働いてもらう。君の能力を思う存分使わせてくれ。」
「人生で一番の投資を君にしているんだ。」
つまらない人生っと思っていたら、幸せな瞬間が確かにあった。
人生を惨めにしていたのは、私自身だった。バカね。
ヨンスはウンに言う。
「行かない。」
「自分の人生をやっと好きになりはじめた。初めて自分の歩いてきた道がはっきり見えるの。だから今の生き方を続けたい。しかたなく生きている人生だと思っていた。でもこれが望んでいた人生なんだと思う。だから、今のまま生きてみたい。」
別れないから行ってきてとヨンスはウンに言う。
ジウンは母親の病室を訪れる。
子供を放っておいて生きていくなら会いにくるなと言う。
母親は言う。
「あの頃は自分の問題だけで精一杯だった。一緒にいたらわたしの不幸をあなたに背負わせると思ったの。時々、外であなたを見かけると明るく笑ってた。なのに私と来たらあなたをどん底に落としそうで怖かった。だからあなたを抱きしめられなかった。」
「僕はお母さんを許さない絶対にね。でも、僕の気持ちが変わるかもしれない。だから、生きてほしい。僕も母さんも人生をやり直さないと他人に頼ることはやめて、他の人たちのように平凡に生きよう。」
ウンは留学に旅立つ。
遠距離恋愛を続けるウンとヨンス。
電話で「ヨンス、愛している」と言われる。
ヨンスはずっと聞きたかった言葉を言われてびっくりするが、そういうのは顔を見て言わないと!と言う。
「わかった。後ろを見て」とウン。
「会いたいから来た。」
2年が経ち、ウンが留学から帰ってくる。
ウンの両親が寄付している音楽の図書館という場所でみんなで作業しているときに、昔の本を見つける。
その本の中には、ウンがはじめてヨンスを見たときの絵が描いてある。
オマージュ箇所
自身のドラマのタイトルなのでオマージュした映画はないかと思います。
最終回は名言のオンパレードでした。
ジウンが会社の先輩に言われる言葉。
「お前の事情を詳しくは知らないが、憎むのも許すのもあとでいい。今という大事な瞬間を無駄にしないでほしい。それだけだ。」
ヨンスがウンの海外留学についていかないと話したときの言葉
「自分の人生をやっと好きになりはじめた。初めて自分の歩いてきた道がはっきり見えるの。だから今の生き方を続けたい。しかたなく生きている人生だと思っていた。でもこれが望んでいた人生なんだと思う。だから、今のまま生きてみたい。」
(梨泰院クラスでチョイソが引用したニーチェの「何度でもいい。このむごい人生をもう一度」に対するアンサーとも受け取れる)
ジウンが許せないお母さんに言う言葉。
「僕はお母さんを許さない絶対にね。でも、僕の気持ちが変わるかもしれない。だから、生きてほしい。僕も母さんも人生をやり直さないと他人に頼ることはやめて、他の人たちのように平凡に生きよう。」
そして最後は、口下手なウンが描いていたヨンス。
ウンは「変わらないものが好き」だから人は描かないとして両親のことも描いたことがない。でも、ヨンスには初めて会ったときに「変わらないもの」としてヨンスを描いている。
心の声で言います。
「誰にでも忘れられない誰かがいるとか。思い出だけで何年も生きていけるほど大切な人が。僕らにとってその年は、まだ終わっていません。」
その他の話については以下から。